「津波避難を語る」懇談会

9月15日(敬老の日) 午前10時~11時30分

鵠沼市民センター 第3談話室 出席16名

最初に出席の皆さん全員から、どのような思いで今日の懇談会に出席されたかをお聞きしました

その後、アンケートのメッセージからまとめた取り組み課題を一つ一つ検討し、以下のようにアクションリストを作成しました

 

●鵠南みどり会の課題

  • 避難所情報の収集と公表
    • 情報は公式発表のものでなく写真や図表を交えてより具体的に現実的に作成
    • 特にペットの扱いは住民関心度が高い
  • 移動困難者・高齢者の避難支援
    • 一人住まい高齢者の避難支援を計画する
    • 障がい者等と近隣との交流を深める
    • 組内のコミュニケーションをあげるため組ミーティングを企画する
  • 避難をするしないの判断基準を提示する
    • ハザードマップの「津波到達高」の正確な理解をする
    • 自宅2階避難の有効度
    • 判断基準はあくまで参考
  • 防災訓練を通じて備蓄・非常持ち出し袋の整備をよびかける

●行政への依頼

  • アンケートで示された避難所関連要望を伝える
    • ペットの受け入れは必須
    • 長時間非難となる場合の猛暑・厳寒対策
    • 避難所間の対応に差があったのでマニュアルの整備
  • 交通機関の対応調査(運休・開かない踏切など)
  • 今回の避難警報を踏まえての反省・みえてきた課題などにつき住民説明会

以上

アンケート集計結果

アンケート回答フォームは集計結果の下方にあります

8月31日現在166件の回答をいただきましたので、再度集計・分析いたしました

皆さまの生々しいお声が反映されています

915日午前10時からの懇談会ではこれをさらに分析・検討し、鵠南みどり会としてできること・市や行政に要望すること をまとめたいと考えます


I  津波避難警報に関するアンケートの集計結果

①メールアドレス記入の有無

  • 記入あり:26件
  • 記入なし:140件

②警報時の行動(複数回答)

  • 外出先にいた 39
  • 避難所にいった 36
  • 自宅にいた 32
  • 自宅の2階にいた 15
  • その他 22

③避難場所(複数回答)

  • その他 33
  • 湘南学園 20
  • 苑友荘 9
  • グランダ鵠沼藤沢 3
  • 片瀬3丁目津波避難タワー 2
  • ウェリスオリーブ 1

④避難しない理由(複数回答)

  • その他 52
  • 自宅にいるほうが安全だと思ったから 21
  • 高齢・病気など 10
  • 津波被災地域ではないから 5

⑤懇談会参加予定者数

  • 参加を予定する:11名

II メッセージの概要

 

  • 共通テーマは「猛暑下の避難の現実性」「ペット同伴避難」「情報の不足とばらつき」「避難所の環境整備」「交通・鉄道停止の影響」。
  • とくに暑さ(屋外・屋上・日陰不足・水分配布)とペット受け入れが判断を左右。高齢者・乳幼児・障害のある方は暑熱と移動でリスク増。
  • “どこに、いつ、どの入口から、何階へ”の案内や収容力・環境(椅子/空調/水/日陰)の事前情報が不足。現場運用のばらつきも不安要因。
  • 車避難の集中→渋滞、鉄道全面停止の是非への疑問が多く、段階的運行や駅周辺の受け入れを求める声。
  • 帰宅判断の基準(警報継続時の自己判断)や夜間想定への不安が顕著。
  • 隣近所の助け合い、日頃の訓練、備蓄や非常持ち出し袋の整備

テーマ別まとめ(件数感・要点)

 

1. 猛暑・暑熱対策(多)

  • 屋上/屋外で長時間は熱中症リスクが高い(子ども・高齢者・ペットで顕著)。
  • 日陰・冷房・飲料水の不足、団扇代替(クリアファイル配布)など臨時対応の限界。

2. ペット同伴避難(多)

  • 受け入れ可否が不明瞭、施設により屋外待機や屋内可など運用差。
  • ペットがいるため自宅待機/車避難を選択→渋滞誘発にも言及。

3. 情報不足・伝達のばらつき(多)

  • どこへ入る/どの入口/何階/収容上限/冷房有無など避難所の具体情報が事前に不十分。
  • 避難先での校内放送/ラジオ放送がなく個人のスマホのみ→電波不安定で不安増。
  • 防災無線の聞こえ方の地域差、公式LINEの配信タイミングへの指摘。

4. 避難判断・帰宅判断(中〜多)

  • 「自宅2階待機か避難か」「いつまで避難所に留まるか」基準が曖昧。
  • 夜間・近地地震のケース想定不足への不安。

5. 避難所の運用・環境(中〜多)

  • 椅子・空調・水配布などの運用差(学校・施設で差が出た)。
  • 名簿の取り方や入退場管理の不明確さ、人員役割の不明瞭さ。

6. 交通・鉄道停止(中)

  • 車避難の渋滞、鉄道全面停止は過剰では?→部分運行や駅周辺受け入れ要望。

7. 個別支援・備え(中)

  • 高齢・障害・乳幼児世帯の移動困難。
  • **持ち出し品(飲料/食料/充電器/暑さ対策品)**の再点検ニーズ。

代表的な住民の声(抜粋・要旨)

#はメッセージ番号、メッセージ全文はPDFでダウンロードできます

  • 「屋上は直射日光で危険。小さな子ども連れでは持たない」(#14, #96 など)
  • 「ペット同伴可否がわからないから自宅/車を選んだ」(#15, #19, #60, #74 など)
  • 「避難所の具体(入口/階/冷房/収容数)が事前に分かれば判断しやすい」(#13, #47)
  • 「渋滞と鉄道停止で身動きがとれない。段階的運行や駅周辺受け入れを」(#23, #81, #116)
  • 「防災無線の聞こえ方が場所で違う。校内放送やラジオを」(#47, #71)
  • 「警報継続時の帰宅判断が難しい。基準の明確化を」(#34, #57, #118)
  • 「運用差(水配布の有無等)→マニュアルの見直しが必要」(#120, #124)
  • 「病気や体調の理由で避難が困難」(#3, #93, #35, #49, #54, #79)

 

以上


ダウンロード
ページ数が多いためフォントは9ポイントと小さめです
アンケートのメッセージ全文.pdf
PDFファイル 5.1 MB

「津波避難を語る」懇談会

9月15日(敬老の日) 午前10時~11時30分

鵠沼市民センター 第3談話室

アンケート結果と実体験を踏まえ、みんなで災害に強い街づくりを!

アンケートから今後の課題をリストアップしました

ひとつひとつ検討し、みどり会で取り組むこと、行政に要望することを決め

優先順位をつけて計画を作りましょう

 

No

課題

背景・根拠

優先度

1

炎天下や猛暑

屋外避難場所が直射日光で高温、特に高齢者・子連れ家庭に危険

 

2

避難所の情報不足

屋内に入れるか不明、混雑・不安感の声

 

3

防災放送・警報の聞こえ方の地域差

一部地域で音が小さい、通知が遅いとの指摘

 

4

家族間・地域間の情報共有不足

家族が別の場所におり避難先が不明、避難方法や避難場所がバラバラ、不安が広がった

 

5

移動困難者・高齢者の避難をどうするか

高齢、介護、乳幼児などで移動困難

 

6

避難しない判断基準の共有

自宅2階待機など独自判断が多い

 

7

交通渋滞・規制対応

道路渋滞や公共交通停止で移動困難、開かない踏切

 

8

日頃の防災訓練の重要性を認識

避難すべきか迷う声多数。夜間・近地地震では数分で判断が必要

 

持ち出し品・備蓄品の準備

飲料水・充電器など不足

 

10

ペット同伴の可否明確化

ペットが理由で避難を断念

 
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7/30 避難所の避難者数
ピーク時湘南学園1000人、鵠洋小学校364人、鵠沼中学校350
避難所避難者数.PDF
PDFファイル 542.6 KB

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